X-MARKING-WHITE 部分
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X-MARKING-WHITE / キャンバスにインク、F100
モチーフが全く無くなった時期があった。何を描くか対象物の喪失だ。世の中全てイヤになったというわけではないんです。ただ描くという気持ちはあるんです。私だけではないと思います。こういうタイプの有名作品は実はたくさんあります。こういうタイプと言いましたが実はこのタイプにも実にたくさんのタイプがあるんです。ややこしいですが、描くものがないのに何かを描くと言う、行動に駆り立てる要因、概念を何か一つ決めようということで、私の場合はその時は単純な作業を苦役のように長い時間費やしてみたかったのでそういうこと(根詰め絵画みたいな)に決めました。でエレメントは何か?今までに描かれて無いものがそう簡単にありはしない。私のそれまでの絵はかなり符号が用いられていたので中でも単純な符号Xをあくまで描き続けることにしました。余談ですがXはこの国では学校時代からありがたくない記号なので悩みました。+はブライアンクラークが使っておられますので、Xをマーキング(ばみり)だということにして納得しました。しかし実際にやってみると端から文字入力のように改行しながら描きはじめても数十分、大きな画面でもたいしてかからず、折り返して下から戻ったり、小さいXをびっしり埋めても苦役とまでいえる作業量は無く体力的に不完全燃焼です。この問題は今でも解決してませんが手の速い動きや筆の息継ぎ絵の具の濃淡、揺らぎなどが無意識下に働き私自身の行なった結果が痕跡となり、予想しなかった綾の妙などが現れたりすると、どうもこっちを追求するのが本当なのだろうと思ってしまいます。左の作品は一部分です。
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