Page:3 ■さかのぼって読む ■2001年3月の個展 ■2000年2月の個展 -->ENGLISH |
■6/21 今日からグループ展がはじまりました。で、昨日が搬入日だったのだけれど、これは楽しいが疲れる。疲れるが楽しい。無事積み込みできるだろうか、搬入口は問題ないか、配置はどうか、作品はどう見えるか、などなどいろいろマジメに考える大事な項目が多いからだ。でも今回は初めてのグループ展で仲間とのバランスを見ながら事が進行していくという点で、なかなか面白かった。 そういえばつい先日、テレビである作家がこんなことを言っていた。「展覧会をして作品をいろんな人に見てもらうと、なんだかエネルギーが増していくんだよね、作品自体が。」ふうう〜〜ん……。また別の人は展示することを「(作品を)風にあたらせる」と言っていた。なんて素敵な表現をするのだろう。たしかにいわれてみればそんな気がするなあ…。 7月3日までの2週間やっています。ぜひ立ちよってください。風を運んでください。(ん〜〜っこそばゆい)よろしくおねがいしますね。 ■5/13 お友達の宣伝でっす。このところ友達の展覧会が続いています。近くへ行く予定があったら、ぜひ寄ってみてください。イラストレーター・ヒナタユーコっちは5/9-15まで下北沢のギャラリーつゆざき(3414-4560)で、関西で活躍中の画家・石川宗明さんは5/21-26まで大阪市Gallery Den(06-6311-2826)で、石彫家の高木久子っちは5/18-20までほんまちアートフィールド2001に参加。3人ともとーてもユニークな人なんで、行ってみて作家らしき不審な人物がいたら声をかけてみてくださいね。 ■4/24 たまのインドアテントの倉庫生活をおもしろがっていたけど、これからは毎日そこで暮らすことに。ってことで只今お引っ越し中。これからは自発的に人と会ったりしないと、髪もボサボサ、身なりお構いナシの可能性大。気をつけなきゃ。 ■3/23 もうこの出来事から1ヶ月近くが経とうとしているので、笑い話になりつつあるが----去る3月4日のこと。"前橋アートコンペ"の一次審査に通過し、二次審査が前橋で行われた。この二次、すごいのは審査員の顔ぶれだ。伊東順二氏、クマさんこと篠原勝之氏、タナカノリユキ氏とビック揃い。しかもアートライブといって、一人ずつステージにあがり、説明をして質問等を受けて、その場で点数が出るという、まさに"誰でもピカソ"のローカル版(失礼?)。これはコンテストの穴場だと(また失礼?)楽しみにしていた。 当日。問題は30秒程の作品説明だ。そもそも自分から説明することなどないと思っているので、さんざん(でもないけど)悩んだ末、わたしはためしに惑星パジャマジャの概要をしゃべってみた。 すると審査員の反応は、意外なものだった。クマさんにいきなり「あんた、だいじょーぶか」と言われ、伊東氏には「パジャマジャ星とはどのぐらい交信をしているんですか」「言語は?」「他の種族に名前は?」と、そんな変な質問ばかり。アラ????おっかしーなー、なんだこの展開は…。すると伊東氏、「あなた、横尾忠則とか好きでしょ」「いえ、べつに…?」ん?この作品のどこから横尾忠則が?どしてどして?……ハッ! 横尾さんは天使としゃべったりしているから、そーゆー世界へいってしまった人間だと思ってる?! ち、ち、ちが〜う!(羨ましくもあるけど) しかし、なおもそんな質問ばかりが続き、なんだかもうわたしはどうでもよくなってきてしまった。終わりのほうで、ようやく作品についてのコメントをしてくれたときには、すでに閉幕気分。つむじが焦げ臭かった。適切な一言が思いうかばないまま、ほとんど変テコな話で審査は終了。 失敗!…しかしなー、不可解さはいつまでも残る。他の人を見る限り、審査員は適切なコメントをしていたよーだけど…。そこで一句。 コンテスト 入賞者のみが 納得す(字余り) ちくしょー。 ■3/15 個展、無事終了いたしました。見に来てくれた方、応援してくれた方、どうもありがとうございます。個展をすると、どんな反応をしてくれるのか、とか、ギャラリーのようにきれいで広い場所に展示するとどんなか、というのがよく分って面白いです。んで、会期中の様子はこちゃら。 ■3/2 どうにかHPのリニューアルがまとまってきたぞーーー。Pajamaja星の全容がようやくあかされてきました。地球との正式な友好条約が結ばれる日も近い?→TOP ■2/3 おかげさまで第4回エネルギー賞展最終審査で審査員特別賞をいただきました。授賞式の様子はこちらへどぞ。 ■1/12 たまに「たまった作品はどうしているの?」と質問されることがある。特に立体ものを作っている人は皆、悩みのタネだろう。(有名な人はちがうだろーけど)ほかの人はどうしているのか、私だって聞きたい。 制作場所に詰め込むとどんどんスペースが狭くなっていくが、つくりたいものは大きくなっていく、、。 いまのところ、私はアトリエ天井の鉄骨にぶら下げたり、重量物は片隅に寄せている。"なるようになるだろう"ってんで、あまり製作中に収納などという余計なことは考えないようにしているけど…。 →アトリエ内部の様子はちょこっとこちら ■12/30 第4回エネルギー賞に入選! そんで入選作品展が2001年1月18日(木)から30日まで、TEPCO銀座館(中央区銀座6-11-1、水曜日休館)で開催されます。よろしければぜひ見に来てください。 10:30〜18:30、松坂屋の裏です。 ■10/20 うかうかしている間に私を撮影したテレビの放送が終わっていた、らしい! もち、初体験。SKYPerfecTVのDesktopTVという番組だそうだ〜。撮影してからしばらくたっていたのでうっかりしていただけの話なのだけど、見れなくて残念という気持ちと、変に顔が引きつっていたり話が変だったりしただろうから、ま、いっかという気持ちと半々。イマドキの子はテレビに出ても素のままでいたりして、びっくりするけど、私はああはできない、うう、、とうていできない。 ん〜〜、でも怖いもの見たさってのもあるけどねえ……。 ■9/9 朝のまどろみの時間が私は好きだ。かすれた夢の断片が舞うなかに身をゆだねる、至福のひととき、、、これが延々と続くと脳みそが溶け出すけど、そんな最中に私はひらめいた! コンピュータを2台使ったりするときに、「共有ファイル」というのがあるが、夢と現実の両方に共有できるファイルのような、記憶管理ボックスがあればいいのだ。これがあれば両方を自由に行き来できる!たとえば夢での出来事を夢の世界で決ったところに「保存」する。目が覚めてたら現実世界の「共有ファイル」を「開く」のだ。とはいってもそんなコンピュータはないから、特別な箱を代用してもいい。夢の残骸を夢の世界でその特別な箱にしまっておけばいい。(これには訓練を要するけど)目が覚めてそれをうけ取る。特別な箱を実際に作って部屋のとっておきの場所に置いておくのもいいだろう。こんなことができたら楽しいだろうな、でも、ほぼ寝たきりになるだろうな、きっと。 ■7/12 アトリエを移転した。ふつうの「倉庫」なのだけど、たまにテントをはって寝泊まりをしている。インドアテント、これがなかなかよくて、気に入ってしまった。粉塵が舞っていても、蚊がぶんぶん飛んでいてもお構いなしの空間。 私は特にアウトドア派ではないけど、ここならくだらない深夜番組にうんざりすることもないし、クーラーのオフタイマー設定もしなくていい、風呂の水がそろそろいっぱいになったとか、そろそろ沸いたころかと気にしなくてもいい、冷蔵庫の中の肉の賞味期限をチェックする必要もない(もともとめったにしないけど)、ポットのお湯はそろそろ入れ換えなきゃ、とか思う必要もない。それって、けっこう快適。些細なことのようだけど、そういったことを思ったり行動する時間をこまごま累計していくと、けっこうな時間になるんじゃないか、とか思う。だからそれが少ないと時間の使い方がずいぶんちがってきたりする。 つまり!集中できる環境とは…………って、単なるめんどくさがり屋の主張か? ■6/2 やれやれ、やっと作品の更新ができたー。まとめて5つ。やっぱりデジカメほしい。 ■5/31 オランダ人からメールが来た。短い文だったので、とりあえず怪しい英語で返事を出したら通じたらしく、今度は長く、難易度の高い英語で再びメールが来た。どうやら私に作品についての「見解」を求めているらしい。見解?英語で?………日本語でさえむずかしい質問にどうやってこたえりゃいいのさ。あう、あう、、、。 ■5/11 食事時に見たCMに衝撃を受けた。「なめくじドライ」という商品名。スプレーでしゅっと一吹き、あっというまになめくじがミイラ化(乾燥致死)するのだ。なめくじなめくじなめくじ!!小さいころは見かけたが、私にとってはここ何年もお目にかかっていない遠き存在であるなめくじが狙われているのだ。しかもあんなのろまな奴は、ひょいとつまんでポイと投げればいいのではないか???標的がなめくじであること、なめくじ殺しが商品になっていること、スプレー方式で乾燥致死させること、CMで流れていること、なんだかすべてにおいて納得ができない、奇妙な"ズレ"を感じた。ああ、おそろしや。--例えばこどもが「うわっなんだこれきもちわりい!」といって塩をかけたり石を乗っけたりするよりも、主婦が「あら、なめくじ」といってしゅっと一吹きする姿の方がはるかにコワイ。それにしてもミイラになったなめくじ映像はショックだったな。ん?まてよ、、水に浸けたらもどるのか?まさか、ね。ぶるっ。 ■4/18 知り合いのおじちゃんが私に「これ、いらないからあげるよ」と小冊子をくれた。東京都現代美術館での展覧会のパンフレットだった。"シュポール/シュルファスの時代 ニース〜パリ 絵画の革命"。??なんじゃこりゃ。でもふつうの庶民的なおじちゃんで、美術館に行ったというのがちょっと意外だった。「ここに行かれたんですか?」「うーーん、たまたまね、時間があったんで行ってみたんだよ、初めて。あ〜でも難しすぎてさっぱりわかんないから、すぐ出てきちゃったよ」。作品群が難解なうえにパンフレットがなおさら難解だ。こりゃ、わたしもさっぱりわからない。2、3行でギブアップ。どうやらパリの美術館所蔵の文献から抜粋、そのまま翻訳した感じ。いったいこれは誰に向けて制作したのだろう。人がせっかくアートに触れようと思っても、これじゃあなおさら遠ざかるだけだ。美術の専門誌だってそうだ。あんなに難しいこと書いて、だれが読んでいるのだろう。文章に限らず、そーゆー、"難しく説明しようとする癖"がアートの周辺には多く見受けられるような気がする。鑑賞する者にとっても、作る者にとっても、悪循環を生む、厄介でしかないものと思うのだけど。 ■3/24 たまには本でも読まないといけませんな!言語をつかさどる脳のなんとかが非常に弱っている感じ。脳のシワがなくなっているような。かつてはこれでも活字の仕事に携わっていたのだけれど、そんなへんりんみじんもない。少しばかり反省して、手元にある本を読みはじめた。ホフマンの「砂男」。読んでいるうちに小さいころの妄想を思いだした。 そのころは、世界は不思議で満ちていた。ときにその不思議は恐怖にも変わった。"嘘をついてしまった、もう地獄行きがきまってしまった!舌を抜かれるんだ! ああ、痛いっ" "道を歩いていても誰にも会わない、もしかしたら今朝、(わたしんちをのぞいて)にんげんがこの世界から消えてしまったのでは?" などなどきりがない。 ところがいまはどーよ。世の中の謎はいっぱいあるけれど、謎は謎のまま。わかんなーい。それでおしまい、ってところがある。やっぱりね、それじゃつまんないね。妄想、だいじにしよ。 |
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